深部体温コントロールで快適な睡眠を手に入れる

前回の記事では、体の深部体温を上げることで、
ヒートショックプロテインを増やすことができる、ということについてご紹介しましたが、
今回は、深部体温を下げる工夫について、ご紹介したいと思います。

一見相反するように見えますが、これがとても理にかなった現象で、
人間の体というものは、とても精巧にできているのだなぁとつくづく感じます。

赤ちゃんが眠たくなったとき、手足がポカポカと温かくなることを
お母さん・お父さん達はご存知とおもいますが、
あの「あったか~いおてて」には、安らかな眠りに導く大切な役割があります。

人は眠くなると深部体温を手足の方へ運ぶことで放熱させ、
眠りにつく時は深部体温が下がり、入眠しやすい体制に整えるようになっています。
だから、手足があたたか~くなるわけです。

これが、不眠の方の場合、ストレスなど様々な原因から血液の循環が悪くなっているため、
手足への放熱がうまくいかず、深部の体温はあがったまま、
「手足が冷たくて眠れな~い」
ということになってしまうそうです。

【快眠のためにはなるべく避けたい あったか習慣】
1.電気毛布などで過剰に加温しながら就寝
  快眠のためには体温がなるべく下がっている状態がベスト。
  あまり熱いとかえって睡眠の妨げになるそうです。
  また、肌の乾燥が気になると同時に体全体の水分量も減ってしまうため、
  代謝が悪くなる=体温が下がりにくくなることも。
  眠る前につけておいて、就寝時は電源を切る、タイマーを使って
  途中で電源が切れるように、などなど工夫して。

2.寝る前のアルコール
  一見、とろーんと身体がリラックスするし、ポーッとしてくるので、
  ぬくぬくと眠れそうな感じがしますが、実は逆効果。
  アルコールには入眠を促す作用があることは知られていますが、
  睡眠の途中で「深い睡眠」を妨げてしまう作用も併せ持っているため、
  かえって夜中に目が覚めてしまう恐れがあります。
  また、お酒には夜中にトイレに行きたくなってしまう利尿作用もあるので、
  ぐっすりと眠りたい夜の飲み物はアルコールを含まない、
  ホットミルクや白湯、カモミールなどのハーブティーをゆっくりと飲むのがベターです。
  (どうしてもアルコールが欲しい…という飲兵衛さんはどうする…
   ホットワインなら、まだいいかもしれませんね。)

このように、ちょっとした工夫で深部体温をコントロールすることで、
ストレスや生活リズムの乱れから崩れたバランスをただし、
快適な快眠ライフを過ごしましょう